避妊・理解

避妊についてずっと私が納得のいってなかった部分を、ノブさんと電話で話し合いました。
ノブさんは今までたったの一度も避妊をしてくれたことがなくて、私はそれについて数回抗議したことがあったんだけど、
「ゴムを付けたら気持ちよくない」→「気持ちよくないのにわざわざ付けてしたくない」→「セックスレス」→「関係が冷める」
という風に言われて、それ以上つっこんだ話を出来ていませんでした。
私がピルを飲んでるので避妊に関して問題はないけど、どうしてもその事に対するわだかまりが自分の中で消化できなかったので、少々攻撃的ながら追及しました。
するとお互いの悪い点や誤解が見えました。
まずノブさんは避妊しないことに関してそれほど危機感を持っていなかったこと。
自分側が避妊するということは、気持ちよくないセックスをするということであって、それは意味のない行為であると考えていたこと。
私の方から積極的に始める時もあるから、私にも大して危機感はないんだろうと考えていたこと。
 
私も、一切避妊をしてくれないノブさんを責める気持ちはあったけど、結局自分自身に「まあいいか」っていう甘い部分があったのは確かで、ノブさんを責めるならまず自分がきっちりと「ダメ!」っていう姿勢を見せるべきだったんだと思う。
そういう話を出すと、ノブさんが面倒そうにするから、そんなんならもう避妊なんかしなくてもいいやって思ってた。
 
ノブさん自身、ずっと前から私の側で避妊をしてほしいと思っていたそうだ。だけどそれを言い出せば、私が「何で女の子にそんなことさせんのよ!」と反対してくると思って言えなかったらしい。
確かに言われたら反対したと思う。私には、ピルは女の人の体にリスクがありそうだっていう思い込みがあって使うのが怖かったから。
自分が避妊しないのに相手に避妊を頼む。しかもその避妊方法は本人には抵抗があるらしい。確かにそういう状況だと言い出しにくいよなあ。
 
私は今までずっと避妊しないノブさんを一方的に悪者扱いしてきたけど(まあ実際悪いけど)、なんにせよノブさんが避妊しない以上は自分側で避妊することとかをもっと具体的に考えるべきだったなと思った。私はただノブさんを責めてばっかりだったのだ。
もちろん、どんな理由があろうと、男の人には避妊する義務があると思いますよ。
「気持ちよくないもん」じゃただのワガママですよ(笑)。
そう思う気持ちに変わりはないけど、今までの考え方は少し改めました。
 
久し振りにすっきりと話し合いで理解し合えた気がしました。
途中、何度か逆上しそうになったんだけど(笑)、GW中に喧嘩して最後和解した時に
「どんなに喧嘩してる時でも、相手のことが好きだと思う気持ち、自分にとって一番大切にすべき部分が相手だと考える気持ちを忘れない」
っていう約束をしたことを思い出して、踏みとどまりました。
ただ一方的に責めても仕方ない、どうすればお互いが気持ちよくいられるのか考えなきゃ、そう思いました。
ノブさんにとっちゃ「今はもう避妊してるのに何で今更こんな話を」っていうのが正直なところだったと思うんだけど、仕事で疲れてるのに遅くまで長い間我慢強く冷静に話し合ってくれました。
ありがとう。
 
もうすぐ1年と3ヶ月です。