授業のこと

今日は2限日本文化学講義とかそんなやつ。
日本学の講義で、荻野美穂さんという先生。今日は人工授精と体外受精について。
この人の授業は、ある意味で一番オーソドックスな授業らしい授業だ。資料が配られて、重要語句などが黒板に書かれる。えーと、板書がしやすい。
もしかすると文学部だけなのかも知らんが、大学の授業てノート取りにくいよね。
1・2回生の時受けてたロシア語の授業もめっちゃ板書しづらかった。ただでさえ分からないキリル文字を黒板のあちこちに思いつくままに書きなぐっていくから困った。
文学部の授業でも、秩序だった板書をする講義に出会ったことがない。そりゃまぁ、大学生にもなってノート作りやすい板書にしてよなんて言う気はないですけど、私の場合、そうでもしてくれないと寝ちゃうのよ。膨大な量でもいいから板書があれば、「書かなきゃ」っていう意識でまだ起きてられるのに。(それこそ大学生にもなって自分でどうにかせぇよっつう話ですな)
あ、そう言えば教職の授業だけは板書取りやすいな。


で、この授業の今日の内容ね。
今や生殖には色々なパターンがあるそうな。
人工授精というのは、人為的に採取した精子を女性の体内に入れて受精させること。
夫の精子を使う場合、ドナー男性の精子を使う場合(夫が精子を作れない場合とか)、夫の精子とドナー女性の卵子を受精させてドナーが妊娠・出産する場合(いわゆる代理母)があります。2・3番目の場合は、遺伝的には妻(夫)のみが子と血縁ということになります。
んで体外受精というのは、そのまま体外で受精させること。だからと言って試験管の中で育って試験管から産まれるわけではなくて、受精の時だけ体外で、他は母体内で育ちます。
夫婦の精子卵子を使った体外受精のほか、ドナー男性の精子を用いる場合、ドナー女性の卵子を用いる場合、夫婦の精子卵子でできた受精卵(胚)をドナー女性の体内に入れ代理出産してもらう場合、年を取った妻の卵子と若いドナー女性の卵子を合わせて卵子を若返らせる場合、またこれらを組み合わせた場合(ドナー男性の精子と妻の卵子を使い、ドナー女性に代理出産させるなど)、などなどなど、色んなのがあります。
不妊に悩むカップルは年々増えていると言われてるけど、実際それを実証するようなデータはないらしい。しかしこういった不妊治療がどんどん一般化しているのは確かです。


えーそんな感じで数年後には、日本の小学生の100人に1人は体外受精によって産まれた子どもになるんだって。2〜3クラスに一人。すごいね。