プロテーゼ

今日はむにゃむにゃと目をこすりつつ9時半頃起きて、梅田へバイトに行きました。


うちのお母さんは、インターネットショップの店長をやってます。
to the comfort
何の店かというと、「乳癌(乳がん)治療者の専用下着・水着」を売っております。
乳がんにかかった人は、手術で乳房を切除することもあります。するとやっぱり見た目が気になってしまいます。自然な状態の乳房じゃなくなるので、一般的なブラジャーだとうまくフィットしなかったり。
そういう人たちのために専用の下着が開発されているわけですね。
日本ではワコールとかが作っているらしいですが、うちのお母さんが取り扱っているのはドイツのアニタ社っていう大手のメーカーのものです。乳がん関連商品では、日本なんかより、ヨーロッパの方がずっと進んでいるそうです。
そんで、びっくりなのが、お母さんの店はそのアニタ社認定の専門ショップで、しかも日本人初のケア・スペシャリストの資格も持っているらしい。
その資格取得のためお母さんははるばるドイツまで赴いたそうです。医師の講義があるらしいんですが、その医師は当然ドイツ人なのでドイツ語です。なので横に通訳が付くんですが、その通訳は英語なんだそうです(笑)。お母さん英語やっててよかったね。


で、商品は「プロテーゼ」と「プロテーゼ下着」が中心です。
プロテーゼとは何ぞや?簡単に言えば人口乳房です。ブラジャーと胸の間に入れて、ボリュームを出すためのものです。
でもさすが専門商品、そのリアル感はすごいです。手に取ってみると、びっくりするくらい柔らかくて、ふわふわで、本当の胸みたいです。なんと乳頭のかたちまで再現されてます。(念のため、色は付いてないよ)
そんで、下着の方は、プロテーゼを使いやすいようなもの。これもすごく柔らかい作りで、付け心地らくちんな感じです。
私も乳癌用じゃない同社の商品をもらったけど、何もつけてないみたいな付け心地です。


えーと話が大幅に逸れてってますが、今回の仕事は、乳癌を体験した人たちの「虹の会」という団体のイベントで、展示会のお手伝いをするというものです。
他にも色々な関連会社が集まって、商品を展示・販売するのね。


私とユキエ姉ちゃんがバイトとしてかり出されました。
段ボール箱いっぱいのサンプル商品をブースに並べたり、商品知識をつけるためにお母さんに教授してもらったり。
マツモトさんは社長(お母さんは店長)なので、一緒に来たんだけど、展示会自体は手伝えない(男だから)ので、どっか行っちゃいました。


今回のイベント、講演会+展示会になってて、講演会が終わらないとお客様がやって来ないという状態になってます。だけど私は5時からはパチ屋バイトなんで、みんなより早めに切り上げなきゃいけなかった。結局ほとんど接客もせず、一番忙しいと思われる時に手伝えなかったんだけど、朝の軽い朝食とか食べさせてもらった上にバイト代も割とたくさんいただきました。
どうもすみません。


ちなみに最近は、乳癌治療といっても、乳房を全部切除したりすることはないそうです。部分的にで大丈夫なんだって。


何かよう分からん日記になった。