帰郷

今年最後のバイトをこなして、5時に終わって、すぐに和歌山に帰った。
9日続けてバイトなんていう慣れないことをしたので、もうへとへとで、(しかも大阪駅で30分も乗り継ぎを待った)大阪駅から和歌山駅までの快速に乗ったらすぐに眠りに落ちた。
1時間半後に和歌山駅に着いて、そこからの乗り継ぎがまた30分くらいあって、何とか自分ちの最寄り駅に到着。
お父さんが迎えに来てくれた。
明日すぐ大阪に戻ると言うと「もっとゆっくり来れる日に来たらええやないか」と言われた。ごめんなちゃい。父親よりも彼氏を選ぶ娘ですよ私は・・・これでも一応「え〜、実家帰るの?その余裕あるなら早く東京来てよ」っていう雰囲気がちょっと出てるノブさんをなだめてきたんですよ。
時間もないので、夜だったけどお父さんの実家へ行くことに。
おばあちゃんとおじいちゃんとお手伝いさんのハルちゃんは、みんな元気なようで安心しました。おじいちゃんに会うのは、諸事情のせいで、もう2年ぶりくらいだったんじゃないかな。さらにおじいちゃんになっていました。
おじいちゃんは話し出すと止まらなくて、延々としゃべり続けてました。
「男と女っちゅうんはな、さえこくらいの年になったら意識しあうようになって、これ当然の事やわな」とか何かそんな話にまでなったりしました(笑)
おじいちゃんとおばあちゃんは昔は仕事が忙しくて(ちなみに自宅で旅館をやってました)、夜夫婦一緒に過ごす時間もあまりなかったそうで、
「さえこのお父さんが産まれたっちゅうことはな、そら、夫婦一緒に夜、こう、一緒に寝て、やっぱりそういうのがあってこそ夫婦っていう感じがするもんやからな。当たり前のことなんやで。さえこ、別に恥ずかしがることも何もないんやで。夫婦っていうんはそういうもんやからな」
いや、別に恥ずかしがってはないんですけど、でもやっぱり身内の話なんでちょっと気まずいですよ(笑)


実家を出た後、かまどやでお弁当を買って帰って、家で食べました。
お父さんとテレビなどを見つつ、お菓子などを食べつつ、私の大学・大学院のこと含め、就職とかの話になって、あとお姉ちゃんやお母さんの話にもなって、それはそれはそれはもう非常にやりにくい会話でした。
自分のことはまぁいいけど、お姉ちゃんのこととか勝手に色々言えないし(お願いだから二人ともたまには実家に帰ってくれ。お父さんにとって私がすべての情報源になってるもんだから、私は大変なのだ!)、お母さんのことは尚更何て言えばいいのか分からないし。
「今一緒にいる人(お母さんの再婚相手・マツモトさん)とも、長続きはせんと思うけどな」
とか言われて、私は一体なんて返事すりゃいいんだよちくしょう。
お父さんもさぁ。気持ちは分かるけど、私にそんなこと言ってどうするんだ。
心配しなくても、私はお母さんべったりで肩を持ってるわけじゃないよ。お父さんのことも、お母さんと同じように大好きなんだから・・・


で、お父さんが先に寝たので、ノブさんに電話して泣きついてみたら「なにをいじいじ泣いてるんだ。別に泣くことじゃないだろう。そしてさえこが泣いても仕方ないだろう」という感じで一蹴されてしまいました(笑)。
なのでお風呂入ってさっさと寝ました。明日も朝は早いんだ。